フードコーディネーター

ヘルシー

食に関するスペシャリスト

世の中にはいろいろな仕事がある中で、フードコーディネーターはかなり特殊な部類になるでしょう。
最近よく見かけるようにはなりましたが、内容を正確に知っている人は少ない仕事です。
どうしても、テレビなどで見かけるような話ばかりになってしまいがちですが、実はかなり幅の広い仕事になっています。

食ということを考えた場合、人間の生活から切り離すことができないでしょう。
生きるということに必要なことであり、楽しみとしても食が存在します。
そんな食に関するプロフェッショナルでもあるのです。

しかし、食に関する仕事としては、調理師をはじめとして、いろいろなものがあるでしょう。
何が一体違うのか、仕事としての差別化の部分はどこにあるのかということがポイントになってきます。

幅広い知識を活かし活躍できるフードコーディネーター

フードコーディネーターには、何か資格が必要というわけではありません。
ですが、それ以上に食に対する幅広い知識が必要で、経験もなければ務まらないといえるでしょう。
その理由は、提案するということにあります。

食に関する知識を活かし提案して行くフードコーディネーターの仕事は、さまざまな場面で活躍するようになりました。
たとえば、テレビで映る食べ物の映像はカメラマンが撮りますが、そのセッティングはフードコーディネーターの仕事です。

映像には、それぞれ意図があります。
冬の鍋の映像であれば、暖かく見えるようにというだけではなく、家族団らんということがテーマになるかもしれません。
これを料理で演出するのが、フードコーディネーターの仕事になるのです。
つまり、料理だけではなく、色や配置などにも気を使って、演出意図を表現したりすることが必要になるといえるでしょう。

他にも、食品メーカーなどで企画や開発も行います。
食というものは、時代によって変化するものであり、そこに合わせていかなければ売れることはありません。
そのサイクルは、年々早くなってきているため、外部のフードコーディネーターを招聘し企画立案に参加することがあるのです。

もっと細かなところでは、イベントのアドバイザーとして参加したり、料理教室を主宰したりすることもあります。
知識を生かして、施設や企業内の食をコーディネートすることもあるのです。

活躍の場ということであれば、食である以上、非常に多岐にわたります。
それだけに、幅広い知識を活かし、活躍することができる仕事になっているといえるのです。