最終面接後に送るメールのマナー

メール

お礼の気持ちを送るのであれば

転職ということを考えた時には、さまざまなビジネスマナーがあるものです。
ほんの少しのことでも印象に残ることも出てきますが、使い方を誤ると、まったく逆効果になってしまうことがあるのも知らなければいけないでしょう。

最近はよく行うべきといわれるようになった方法として、お礼のメールがあります。
最終面接後に送るメールを指していますが、本当に効果を上げることができるかどうかということを考えなければいけません。

面接後にメールを送り、礼を尽くすということが必要かどうかは、企業によって異なります。
これがいい方向へと変わるかといえば、確実とは言えません。
悪い方向へと変わらないと考えれば、出すほうが得策だろうという考え方です。

お礼のメールを出すのであれば、面接の当日中に送るべきでしょう。
悪い方向へ変わらないという考え方からしても、時間を空けるべきではありません。
翌日に送るぐらいなら、当日に送るべきです。
時間を空ければ、取ってつけたようになりますので、逆効果になってしまいます。

忘れてはいけないテキストメールの意味

絶対に抑えておかなければいけないのが、題名を付け、内容を書くということです。
当たり前のことですが、これができていないからこそ、メールで送るのが逆効果になってしまいがちといえます。

メールの題名は、手短に内容がわかることが必要です。
内容のわからないような題名は、見ないで処分されることさえあります。
ビジネスマナーとして当然のことですので、間違わないようにしなければいけません。

内容としては、要点を押さえ簡潔にします。
署名を付けることも必要ですが、普段からやり取りしている相手ではない以上、自分の名前を早く名乗ることも必要です。

大事なことですが、メールというものには危険性がありますので、必ずテキストメールにすることでしょう。
リッチテキストにして、装飾したりすることは、ビジネス上やってはならないことです。
なぜならば、こうしたメールには、ウイルスなども紛れ込ますことができる言語で書かれており、単純なテキスト形式ではないということを理解する必要があるでしょう。
理解できていないのであれば、ビジネスマナーとしてメールを一から考えるべきです。

本当に送るべき相手だったのか

お礼のメールを送る場合、確実に相手のメールアドレスがわからなければいけません。
こうしたメールアドレスを必ず持っているとは限りませんし、教えてくれない可能性もあります。

余計なメールが来て、心象が悪くなるような会社がないわけではありません。
どこでもIT化を進めているわけではなく、こうしたことを当たり前と思うのは、エゴの表れでもあるのです。

ビジネスマナーを含め、マナーは相手を思いやることから始まります。
非礼にあたることもありますので、どんな企業なのか、どんな担当者だったのかを考え、こうした方法を有効に使わなければいけません。
自分勝手に解釈しないようにすることが、成否を決めるポイントになることも多いからです。