履歴書の作成形式を決める基準について

形式

場合によって選ぶ

最近では、履歴書もメールで送ることを義務付けている場合があります。
手書きの履歴書といったいどちらを送ればいいのか、考えてしまう人も多いでしょう。
ケースバイケースであり、効果的に使えるのはどちらなのかということを考えなければいけません。

手書きの履歴書は、間違ったら終わりです。
また最初から書き直さなければいけないでしょう。
これを避けるために、パソコンで作る人もいますが、ここが逆にポイントになったりもします。

日本の場合、こうした手間をかけるという行為が、その人のやる気を見たりすることに使われるでしょう。
もうひとつ、手間を掛けてでも礼を尽くすということもポイントです。
使いまわしもできませんので、それぞれにあった履歴書を作ることにもなるのですから、大きな意義があるといえます。

欧米の場合、こうした意識はそこまでありません。
もっと薄いと考えてもいいほどで、手間をかけることが有意義とはとらえず、効率化するべきだと考えるのです。
内容的な違いはないのですから、当然だという部分でもあるでしょう。

注意書きはないのか

問題は、手書きがいいといっているのにもかかわらず、パソコンで作成したり、その逆であったりする点でしょう。
企業側の視点で考えると、パソコンで作ればデータ化が容易です。
比較もしやすくなりますし、統一した書式で提出するようにも求められるでしょう。

ところが、紙媒体になると、保管もしにくく、統一書式にもできません。
データ化するのにも、情報を共有させるために時間を掛けなければいけないのです。
これでは困るというところも増えているため、提出方法が明記されていることが多くなりました。

当然のことですが、手書きでほしいところは、手書き提出と明記していることもあるのです。
こうした注意書きを見落とさないようにすることで、失敗はかなり防ぐことができるでしょう。

自分の名前は手書きにすること

基本としては、形式がなければ自由に選択することができるようにはなりました。
それでも、古くから格式を重んじているようなところには、やはり手書きのほうが似合うでしょう。
IT企業のように、先進技術を重要視しているのであれば、パソコンで作成し、自分ですべて作ったことをアピールすることも必要です。
こうした見極めができないからこそ、落とされるということも知っておくべきことでしょう。

ただし、注意しなければいけないのは、郵送で送る場合、自筆サインにするということです。
押印は、必要がないと考えるところが増えましたが、自筆サインにすることで、自分が作成したことを表すことができますし、手書きの部分も残すことができます。
ほんの少しのことですが、うまく工夫すれば効果的に使うことができるでしょう。